年下生意気彼氏



アタシは声が出なかった。




「…護と別れて。
 もし別れないなら……
 覚悟しろよ…!!」






夢ちゃんはそれだけ言い放って去って行ってしまった。





アタシが…護と別れる…??






そんなの…






できるわけねぇーじゃん…。





でも…





さっきの夢ちゃんの目は本気だった。





アタシ達が別れないと夢ちゃんは恐らくアタシを襲うだろう。





アタシはその恐怖におびえるしかできなかった。








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