年下生意気彼氏
第四章、KISS
恐怖
「せんぱーい…帰りましょー??」
護がアタシの教室に呼びに来る。
これも日課。
しかし今日のアタシは、聞こえないふりをしてさっさと教室を出る。
「…和希先輩…??」
アタシにはただ、恐怖しかなくて…。
こうすることしかできなかった。
「ちょ、ちょっと!!何で無視るんスかー!!」
護に腕を掴まれ、逃げることができなくなったアタシ。