儚い天使

日丽

「ねっ、ケータイ持ってる?」
蒸し暑い夏末。
教室に入ったら、理香があやしい目線で
あたしを見つめてきた。しばらくして、
要約それをきいた。

「ないよ、どうしたの?」
あたしがケータイを学校に持っていないのは
クラスみんな知ってることじゃん?

「や。。。べつ。。。」でも、やっぱ何か
言いたがってる顔

「実はねぇ。。。これはあんたに大きな関係
があることよ」

「もう何よ!じらさないで ちょうだい> <」

理香はケータイをポケットから取り出した
昔のメールを探しそう

「明、高瀬 明。知ってる?」

「あの四組の人気者?」

「そ。あのラップ上手。午後メールがきた。あなたの
ことをきいたわ。」

「え?あたし?」

「うん、何か、もう長くエリ子意識してる様子。
それに、付き合ってる子いないってきいたわ。」

「で?」

「今はいないけど、昔はいるって」

「もう。。。そんな。。。余計な話なぁ」
ちょっと本気気味でいった

「すると、返事はなんと思う?」
メールを見せてる
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