誓い
昼になった頃だろうか?

圭吾は咳をして目が覚めた。

「ケホッ、ケホッ…。
コホ、コホ、
ゴホッ…ゲホッ…!」

息が上手く出来ない。

咳の音を聞き付けたのか、
父親がやって来て
背中を擦ってくれた。

「大丈夫か?」

体がひどくだるいし、熱い。

熱でもあるのだろうか?

圭吾は体温計をもらい、
熱を計ってみた。

結果は、三十八度五分。

熱があった。

「お前は風邪
引きやすいからなぁ。
氷枕作ってやるから
大人しく寝てなさい。」

「はぁい。」

圭吾は再び横になった。
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