誓い
ところが、夜になっても
咳は収まらなくて、
熱も昼より少し上がったので、
クマ先生がやって来た。

「詳しい事は検査して
みないと解らないが、
多分肺炎を起こし
かけているようだな。
残念だが、また入院しなさい。」

「そんな…。」

(せっかく自宅で療養を
始めたというのに、
こんな形で終わるなんて。)

ショックだったが、
従うしかない。

圭吾は支度をしてもらうと、
クマ先生に病院へ
連れて行かれた。
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