誓い
「ごめん、先行ってて。」

千依は友達にそう言うと、
手を差し伸べてくれた。

「大丈夫?」

圭吾はその手を取り、
立ち上がりながら頷いた。

「再会を喜びたい所だけど、
友達を待たせてあるの。
だから連絡先交換しよう。」

そう言って千依は携帯を出して、
連絡先を教えてくれた。

電話番号とメルアド。

「ありがとう。」

「いつでもメールしてきて。」

「うん。」

そんな会話をした後、
彼女は去っていった。
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