誓い
全ての写真を見終わり、
写真を翔吾に返した。

「実は、途中で帰った
お前のために、
メッセージビデオも
撮ったんだぜ。
お前が帰った後、
貴哉が言い出して、
慌ててカメラと
テープ持ってきてさ。
見るか?」

なんという事だろうか。

父親から翔吾が
カメラを取りに来た事は
聞いていたが、
その為だったとは。

圭吾は嬉しくなった。

「うん、見たい。」

「待ってろ、準備するから。
リビング来れるか?」

ここは二階の部屋だ。

あの事件以来、
圭吾は三階に
寝かせてもらえない。

あの部屋結構
気に入っていたのだが。

「大丈夫。」

圭吾はリビングへ向かった。
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