幼なじみ 【短編】
―――――えっ?
今……手…繋いでるよね?
しかも、愛ちゃんって……
やだ。。。
心臓がバクバク言ってるよ。
聞こえちゃったらどうしよう。
優は、ズルいよ。
こんな事されたら、諦められないよ?
色んな気持ちが頭を駆け巡って行く中、私達は観覧車乗り場まで到着。
「ボケーッとしてないで行くぞ」
そう言われて少し現実に戻った私は、ゆっくり観覧車に乗り込む。
もちろん、手は離してね。
あのままいったら、私の心臓が爆発しちゃいそうだからね。
私は極力優の顔を見ない様に、窓を見ていた。