隣の彼はイケメン兄弟?!
「いつからだ?」

「何を言ってるの?リョウはただお風呂が壊れて、うちに入りに来ていただけだよ?」



とうとう、秘密を言っちゃった。

でも、今日で終わりだし、いいよね?


「お風呂が壊れた?」

「うん、今週の月曜日に。」

「月曜日・・・?」


隆志の顔がちょっと怖い。


「兄さん『黙ってて』って花音に頼んだのは俺だ。花音は何も悪くない。」

「で、お前は花音の家に何日もお風呂に入りに来ていたんだ。夜中に!」

「夜中なんかじゃない!今日は花音が夕飯作ってくれたから、ちょっと遅くなっただけだ!それに、もし夜中だったって、兄さんには関係ない!」



そんなリョウの言葉に見向きもせず、隆志は私を見た。


「ふーん。最近の用事ってこいつの為だったんだな。」

「ちがっ・・・。」

「違うとは言い切れないだろ?本当なんだからな。」

「隆志?私、ただお風呂貸してあげただけだよ?」

「そうだな。花音、明後日から二泊三日で大阪だぞ。」

「えっ?」




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