隣の彼はイケメン兄弟?!
2日目、私は隆志の手伝いをした。

主に、隆志が前で説明したもので分からなかった人への説明。

隆志の分かりやすい説明に私もみんなも「うんうん」と頷いている。

私の出番はそんなに無かったので楽だった。


そして、夜。

その日は、みんなで交流会という事になった。

女の人は私だけ。


何だか、いづらいかなと思っていたけど、みんなすごく優しくて、私の所へ来ては話しかけてくれる。


「木下さんだっけ?本社から来たの?」

「はい。」

「すごいね!僕は、○○支社なんだよ!よかったら・・・。」

「あっ、木下さん。ビール持ってきて?」

「はい。」


声をかけられるたびに、隣にいる隆志が話を割って入ってくる。


「山下さん!」

「何?」

「私に事ある毎に用事を申し付けないで下さい!」


その言葉は聞こえているのに聞かないふり?




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