隣の彼はイケメン兄弟?!
そして、耳打ちに聞いた言葉。


「あいつさ、あんなクールを装っているけど、昔新人の時に女装させられたんだよ?」


って・・・「えーっ?!」

私はその言葉に大笑い。


「本当ですか?」

「そうそう、あれで結構綺麗なんだよ!」


この話で結構私は新藤さんへの警戒心がなくなった私。

ん?単純?でも、この人話がうまいの!

私も新藤さんに耳打ちしたり、新藤さんとの会話を楽しんでいた。

すると、後ろから声が。


「木下さんちょっと。」

「えっ?」


後ろを見ると、笑っているけど、目は笑っていない隆志がそこにいたわけで。


「新藤、久し振りだな。」

「おぉ!山下!お前もここへ座れよ!」

「遠慮しとく。」


そして、目でこっちへ来い!みたいな顔をする隆志。


「ちょっと失礼します。」


私は新藤さんに頭を下げ、隆志の後を着いていく。

私達は宴会場から出た。




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