隣の彼はイケメン兄弟?!
「何じゃないでしょ!リョウって、モデルだったの?」

「そうさ、モデルさ。」

「会社員って私には言ったじゃない!何で嘘ついたの?」

「モデルって最初から言ったら、花音着いてきてくれた?」

「そんな事ないけど。」

「ならいいじゃん。それより、何で花音が合コンなんかに来てるんだよ。」

「それは、こっちの台詞よ!私が好きみたいな事いっちゃってさ、本当は誰でも良かったんじゃないの?」

「はぁ?お前それ本気で言ってるのかよ。」

「そうよ!確かにあなたは、第一印象から女好きって感じだったし?やっぱそうだったんだぁ。私も遊びの一人・・・。」

「黙れっ!」



リョウは私の言葉を遮るようにキスをしてきた。



「んっ・・・リョウっ・・・!」



それでも、私の言葉に怒ったのか、唇を離してくれない。

それどことか、無理矢理、私の口に舌が入ってきた。



「やめてっ!」



私はリョウの胸を思いっきり押すと、リョウは私から離れてくれた。



「今日はリョウより良い男ゲットするんだから!リョウなんて大嫌い!」



私はそう言うと、トイレに入り自分の心を落ち着かせた。

そして、少しはみ出た口紅を拭き取り、もう一度口紅を塗る。


リョウのばか・・・。

って、私もバカみたいだな・・・。


そして、あとで謝ろう。そう思っていたのに・・・。




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