隣の彼はイケメン兄弟?!
「あれ・・・?」



私が席に戻ろうとすると、煙草の自販機の前で、リョウとトオル君が話していた。

どうしたんだろう?

私は2人の話を聞くつもりではなかったのに・・・。


「もしかして、リョウの好きなのって、花音ちゃん?」


トオル君がリョウに問いただす。


「だから、何だって言うんだよ!」

「あぁ、でもリョウに限ってそんな事ないか。もしかして、あの子もセフレ?」


えっ・・・?セフレ・・・?

セフレってセックスフレンドって事よね?


「・・・・・。」


リョウは少しバツが悪そう。

って、何でリョウ口答えしないの?!


「俺、花音ちゃん気に入っちゃったんだよね。少し貸してくれない?」

「あいつだけは駄目だ。あいつは俺のものだ。」

「ふーん、天下のリョウ君をそこまで惚れさせるなんて、花音ちゃんきっとすごいんだろうな。ますます、興味がそそられるわ。」


すると、リョウはトオル君の胸ぐらを掴んで、


「花音に手を出すなよ。」

「はいはい。」


こうして、2人は席に戻っていく。


リョウ・・・?

セフレとか俺のモノとか・・・いったい何?

私って、リョウに騙されているの?

教えて?リョウ・・・。

私はリョウを信じていいんだよね・・・?




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