隣の彼はイケメン兄弟?!
隆志はワインボトルの栓を抜いてくれた。

ポンッ!

そして、私のグラスにワインを注いでくれる。

トクトクトク・・・。

朝のジュースをコップに入れた時とは違う、安心できる音。


「「乾杯。」」


私と隆志はワイングラスを合わせた。

隆志は、普段自分からは言わない言葉を言ってくれた。


「花音、美味しいよ。」

「でしょ?隆志の為に頑張ったの!」


何だかこんな事をしていると、本当の恋人になった感じだ。

このまま、隆志と付き合うようになったら幸せなのかな。


私と隆志はワインを1本空けた。

恐らくこのワインの半分以上は私が飲んだのだと思う。


「隆志・・・?」

「ん?」

「このまま・・・付き合っちゃおうか?」


私は酔った勢いで、隆志に言った。





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