隣の彼はイケメン兄弟？！
私が合コンへ行った所から話した。

隆志は、流石にその事は怒った。


「合コンなんて、だからあんなにお洒落していたのか。」

「ごめん・・・。でも、何だか香おばちゃんの結婚式の時、私だけ、色んな事知らないで。みんなの思い通りに自分が動かされている気がして悔しかったの。」

「そうか・・・。でも、俺の気持ちは、おばさんや母さんに言われたからじゃない。ちゃんと花音を見てるよ。」



隆志は私を見てくれている。でも・・・。


「でも・・・リョウは違ったみたい。」


隆志は私の顔を見て驚いている顔をしていた。


「何で、そこにリョウが出てくるんだ・・・？」


確かにその反応はごもっともだ。

合コンの話から急にリョウが出てくるなんて、確かに想像できないもの。


「実はね、リョウもその合コンに参加してて・・・。」


隆志はその言葉に溜息をついた。


「そんな偶然信じろというのか？本当は合コンなんて嘘で、リョウとずっと一緒だったんじゃないか？」

「本当なの・・・。」


私にはその言葉しか出なかった。

そして、隆志は私が嘘をついていないと思ってくれたのか、私の肩に手を置いた。


「で？」


私にその続きをいってごらん？みたいな目で見つめる隆志。


その目はさっきまでの優しさだけの目ではなく、大人なそして嫉妬でもしているかのような鋭い目つきで私を見てきた。




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