隣の彼はイケメン兄弟?!
「涼太が・・・自分を本気で好きじゃないって思った事・・・?」


ズキンっ・・・。

リョウは私を好きではない。

私はリョウが・・・。


私は隆志の目を見た。

隆志は・・・とても淋しそうな目をしていた。



「隆志・・・ごめんっ・・・。」



私は全ての謎が解けたかのように、フッと力が抜けた。

初めて自分の気持ちに気が付いたような気がした。

もしかして、私って・・・リョウが好きだったんだ。

私はそれが分かった瞬間・・・隆志の膝から離れた。

隆志は何も言わなかった。




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