隣の彼はイケメン兄弟?!
今にもキスされそうなそんな位置に隆志の顔がある。

私の耳元にたまに息がふっとかかる。

その息のせいで私の肩はピクンと揺れる。


「どうしたの?」


どうもこうも・・・



「隆志・・・近い。」

「もしかして、感じる?」



いや、そういう・・・そうかもしれない。

私は、今・・・隆志に感じている。

昨日私はリョウに告白したばかりなのに、もう隆志に感じている自分が恥ずかしい。



「いや、そうじゃなくて・・・。恥ずかしい。」

「いいじゃん。誰も見てないよ。」



そう言って、首筋にチュッ・・・キスを落とした。



「ひゃっ。」



そんな声に隆志は、左手を口元に持っていき「フフッ」と笑っている。

私、隆志に遊ばれている?

いや、これじゃ、まるで付き合ってるみたいじゃない・・・。




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