隣の彼はイケメン兄弟?!
普通の子ならイチコロだろうな・・・そう思っていると、急に田中さんは私に質問をしてきた。


「ねぇ?木下さんって彼氏いるの?」

「えっ?」


結構ストレートに聞く田中さんに私はびっくり。


「いませんけど・・・。」

「よかった。」


私はふと思った。

田中さんって私の事好きだなんて事ないよね・・・。


しかし、これ以上仲良くしてはいけない!

と思いつつも、徐々に田中さんの巧みな話術によってその境界線も消えていく。


田中さんはカッコイイだけでなく、話も抱負で楽しい。

私は自然に田中さんの話に笑っていた。

そして、自然にお酒も進む・・・。


「あはははっ!田中さん面白いっ!」

「そう?花音ちゃんに喜んでもらえて嬉しいな。」


私達は結構良い感じ酔っ払っていた。

そして、時間も10時を回った頃。


「じゃあ、私帰ります。明日も仕事だし・・・。」


ほろ酔い加減の私。


「送っていくよ。花音ちゃん、ちょっとフラフラしているし。」

「大丈夫です。」


けれど、結局「心配だ」っていう田中さんに押し切られて、家まで送って貰う事になった。





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