隣の彼はイケメン兄弟?!
「花音を俺だけのものにしていいのか?」

「いいわよ!あなたが本当にその気なら!」



私・・・何を言っているの?

リョウの事はどうするの?


でも、私・・・この人の前ではいつもの自分でいられない。

今だって、勝手に口が・・・。


でも、これってもしかして、本音なの?

分からない。駄目だ、少し冷静にならなくては。

私は思わず深呼吸をした。



「ごめん、でもリョウが・・・。私、リョウへの気持ちに決着ついていない。」


すると、隆志は私をジッと見つめて・・・



「決着って?どっちの決着?」

「えっ・・・?」



どっちなんだろう・・・。

私はやっぱりリョウがいいの?

それとも隆志・・・?

私は思わず黙りこくった。


すると、ガチャッ・・・後ろからドアの開く音がした。




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