隣の彼はイケメン兄弟?!
「今日、早かったね・・・って、あぁ!」



忘れていた・・・今日、隆志に夕飯作る約束してたんだっけ・・・。

リョウに逢えてすっかりそんな事忘れていたよ・・・。



「その様子だと、忘れていたな?」

「いや、さっきまで覚えてたんだけど、リョウと逢って・・・。」

「抱きしめられて吹っ飛んだか?」

「そんな事ないもん。」

「花音?」



隆志はギューッと私を抱きしめ、もう一度キス・・・。

と、その時・・・



「お二人さん?仲が良いのは分かったから、何かお祝いしてよ。」



リョウは呆れた顔で私達を見る。

やばっ!リョウにキスしてるの見られちゃった。


最近の隆志、何かあると私にキスをしてくる。

けれど、私は前ほどそのキスが嫌じゃない。

むしろ、嬉しいと思ってしまう。



「あぁ、そうだな。外食でも行くか!」


やっぱり隆志は本気で怒っていたわけではなかった。




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