隣の彼はイケメン兄弟?!
「隆志!それとって!」

「それって、何だよ。お前はいつも主語がない・・・。」

「あーっ!」

「今度は何だよ!」

「隆志のせいで、欲しかったネギトロ巻きリョウに取られたじゃん・・・。」


隆志とリョウは2人して溜息をつく。


「はいはい、花音お嬢様。これどうぞ。」


リョウは私にそのネギトロ巻きをくれた。

やったぁ!


そんな会話がずっと続く。

そして、私達は好きなものを沢山食べた。

もちろん、隆志のおごり。

まぁ、回転寿司だしね。



「涼太、これからが頑張り時だからな。」

「うん。」

「リョウ、応援するからね!私に出来る事なら何でも言って?」

「じゃあ、花音?」

「ん?」



リョウは私をジッと見つめる。

何・・・?

何を私に言おうとしてるの?




< 302 / 310 >

この作品をシェア

pagetop