隣の彼はイケメン兄弟?!
「ねぇ?隆志?」

「ん?」

「隆志って私に2度振られたみたいな事言ってなかったっけ?1度目はいつよ?」

「あぁ。覚えていないのか。」


私は隆志をふったことなんて覚えていない。
てか、ふるなんて考えられない。だって、私・・・。


「小さい頃、結婚式ごっこをしたんだ。で、お前に涼太と俺どっちを新郎にするか?って聞いたらお前・・・涼太を選びやがった。」

「えっ?そんな事?」

「そんな事じゃない!俺はあの時めっちゃ傷ついたんだ。」


隆志はちょっと怒った顔をして、機嫌悪そうに前を歩く。


「待ってよ!」


私は隆志の腕を掴む。


「じゃあ、隆志の運命っていう言葉はどこから出たの?」

「それは・・・怒らないか?」

「うん・・・。」

「お前のファーストキスは俺だ。」

「えっ?」


意味が分からない・・・。




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