隣の彼はイケメン兄弟?!
「小さい頃、お前の寝てるところを襲った。」

「えーっ!」



てか、そんな前から私の事を好きでいてくれたの?

いや、まさかね・・・。

私はまた隆志に意地悪してみたくなった。



「ねぇ?そのファーストキスっていつ?」

「その結婚式ごっこを初めてやった時かな?」

「じゃあ、私のファーストキスはその時じゃないよ?」

「えっ・・・?」



隆志はびっくりしている。

それと同時に結構ショックを受けているみたい。



「あのね・・・。」



私は隆志の耳に手をやり、小声で・・・



「その前に、私も隆志の寝てるところ襲ったことあるんだよ。」



隆志は目をまん丸にして驚いていた。

ちなみに、結婚式ごっこの時にリョウを選んだのは、ただの気まぐれじゃないかな?

ちょっと恥ずかしいっていうのもあったと思うけど。


だって、あの時も私、隆志が1番好きだったんだもん。

その後も、何度か内緒で隆志にキスしてたんだよ?


あっ、でも・・・リョウにもした事あるかも。

リョウも好きだったしね。


私は、変な事まで思い出してしまった。

ふふっ。でも、それは言わない。

私だけの秘密。




< 308 / 310 >

この作品をシェア

pagetop