隣の彼はイケメン兄弟?!
「なに?」


頭をかきながら、眠そうにぶっきりぼうに出てくる男。

髪はボサボサでランニングに短パン。

でも、顔を上げた彼は・・・


すごくカッコ良かった。

いや、そういう問題じゃない。



「あっ、あの!今日の朝引越ししてきました。

木下です。よろしくお願いします。」


私は急いで頭を下げ、手土産を渡そうと両手を差し出した。



「それなに?」

その男はそれをすぐには受け取らず、面倒臭そうに私を見た。







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