隣の彼はイケメン兄弟?!
隆志は私に近づいてきた。



「どうって・・・。」


私は思わず後ずさる。


このままじゃ、この前みたいに壁に押し付けられる!



「どうって、どうもしません!」


私は両腕で隆志の胸を押した。

けれど、そんなに強く押していないからか、隆志はびくともしない。



「少しは成長したな。」


むっ!



「当たり前です!毎回あなたのペースってわけには行きません!」



「それはどうかな?」


隆志はそう言うと、自分の胸にある私の両腕を一気に引っ張ってきた。



「きゃっ!」


私は体制を崩すと・・・

ふわっ・・・気が付くと、私は隆志の胸へと顔を埋めていた。



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