隣の彼はイケメン兄弟?!
まだかと言わんばかりに、煙草を口に加えて待っている隆志。


あっ、また『遅いっ!』とか言われちゃう?

私は急いで階段を下りた。



ヒールが高いせいか、なかなか思うように走れない。


バタバタバタ・・・。


そんな音に気が付いたのか、隆志は階段の方を振り向き、携帯灰皿に吸っていた煙草を擦りつけ火を消す。

階段を下りた私は一瞬戸惑った。



だって、隆志・・・カッコイイんだもん。

ジーパンに茶色のニットのシャツ。

すごくシンプルな服装なのに、胸元のボタンを少し開けているから、ちょっぴりセクシーで・・・。



「何、俺に見とれているんだ?」


うわっ、バレた?



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