隣の彼はイケメン兄弟?!
「ねぇねぇ、これ可愛いじゃん!」


私が手に取ったのはちょっとアンティークっぽい色のビーズのヘアピン。

380円。これくらいなら買ってもらってもいいかな?なんて。


「こんなのでいいのか?」

「これがいいの!」


私は頭にかざしてみる。


「ほら、可愛いでしょ?」

「まぁ・・・。」


隆志は納得いっているような?いっていないような?


で、ちゃんと買ってくれたよ?ヘアピン。

私はお店をでて買ったヘアピンを袋から出す。


そして、頭にチョンッとつけた。


「ありがと。」

「いいえ、どういたしまして。」


隆志の納得いく顔がやっと見れた。



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