隣の彼はイケメン兄弟?!
あっ、このシャツ似合いそう。

こんなのを着たら、爽やか隆志の出来上がりだなぁ。


私はこれを隆志に見せるかを考える。

でも、言うの・・・やめとこう。

これどう思う?って聞かれたのだけ答えようかな。

まだ、隆志の趣味あまり知らないし、今真剣に選んでいるもの。


と、シャツを棚に戻そうとした時、隆志は私の後ろからひょいっとそのシャツを私の横から奪い取った。


「これ、選んでくれたの?」

「いや・・・。」

「俺に似合いそう?」


隆志はそのシャツを自分にあてる。


「似合う・・・。」

「じゃあ、これにする。」

「えっ?いいの?!」

「いいの。」


隆志は迷わずそれを購入した。

本当にそれでよかったのかな?



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