恋して、泣いて


「LoveじゃなくてLikeの意味としてね!!!だって朱里ちゃんの彼氏だよ?朱里ちゃんには敵いませんよ…」


あたしはいつものように冗談っぽくいった



朝原はあたしのことをきっと知らないし、変な噂がたったら迷惑だと思う


だから好きだなんて言えないんだ


「そっかあ…なんだ!!!本当に好きだと思った」

桃も納得したのか笑っていた


「な訳ないじゃんっ!!!好きだけど好きじゃないのっ」


今のあたしには冗談っぽく受け流すことしかできない


桃、ごめんね…


あたしにはみんなに変な目で見られてまで朝原を好きって言い張れる自信がまだないの…




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