がんばれ!ノザワくん
TRRRR TRRRR
電話が鳴ってる。
「ソコモ群馬営業所…あ、ノザワ課長ですか」
電話の相手は、ノザワくんらしい。
『今終わったよ~』
「それはそれは、お疲れ様でした」
『今からごはん食べて帰るから、事務所に戻るのは2時くらいになると思うんだけどさ~』
「はあ」
『特に何もないよね?』
「何もないですよ」
『じゃ、あとはよろしくね。ハットリさんにもよろしく~』
よねちゃんは、受話器を置いて、ため息をついた。
「…戻ってくるんだったら、『ハットリさんにもよろしく~』はないでしょ」
ま、ノザワくんだから、許してあげようじゃないか。
「ノザワ課長、何だって?」
データ入力に飽きたアーマ課長が、よねちゃんのところにやってきた。
「お昼食べてから帰るから、2時くらいになるそうです」
「それだけか?」
「それだけでも報告してくれるのがノザワ課長のいいところですから」
「その電話代払ってるのは会社だけどな」
アーマ課長は笑いながら、よねちゃんのデータ入力の様子を見て、
「…速すぎだ」
と、呟いていた。
電話が鳴ってる。
「ソコモ群馬営業所…あ、ノザワ課長ですか」
電話の相手は、ノザワくんらしい。
『今終わったよ~』
「それはそれは、お疲れ様でした」
『今からごはん食べて帰るから、事務所に戻るのは2時くらいになると思うんだけどさ~』
「はあ」
『特に何もないよね?』
「何もないですよ」
『じゃ、あとはよろしくね。ハットリさんにもよろしく~』
よねちゃんは、受話器を置いて、ため息をついた。
「…戻ってくるんだったら、『ハットリさんにもよろしく~』はないでしょ」
ま、ノザワくんだから、許してあげようじゃないか。
「ノザワ課長、何だって?」
データ入力に飽きたアーマ課長が、よねちゃんのところにやってきた。
「お昼食べてから帰るから、2時くらいになるそうです」
「それだけか?」
「それだけでも報告してくれるのがノザワ課長のいいところですから」
「その電話代払ってるのは会社だけどな」
アーマ課長は笑いながら、よねちゃんのデータ入力の様子を見て、
「…速すぎだ」
と、呟いていた。