がんばれ!ノザワくん
雨漏り?が、あまりにひどいので、ココモの総務のタカシ課長が、カメラを持って見に来た。

「うわ、こんなにひどいのかっ!」

…いつものことだけど、オーバーリアクションをする人だな。

「これは、写真撮っておかなくちゃな~」

パシャリ、パシャリ。

どこかのタレントじゃないんだから、そんなにハイテンションで撮らなくてもいいのに。

「ところで、これ、いつ直るんですか?」

はとりんが、タカシ課長に聞いた。

「え~っと、そうですね~、とりあえず、明日業者呼んで、見てもらいますよ」

明日?なんで今日これからじゃないんだ?

まったく、総務ってやつは、仕事が遅いんだから…

はとりんもそう思ったようで、溜息ついてた。



修理の目処がまだつかないので、はとりんとよねちゃんは、水滴から逃れるように仕事をしている。

「これじゃ、仕事にならないですね」

はとりんが、また、溜息をついた。

「ノザワさんいなくてよかった」

確かに、ノザワくんがいたら、もっと大騒ぎしてただろうな。

「早く直ってほしいですね」

よねちゃんは、パソコンを打ちながら、そう言った。
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