がんばれ!ノザワくん
そのまた翌日。

マウスパッドを手に入れたノザワくん、いつものように、仕事をやっていると…

「…あれ?」

「どうしたんですか?」

「マウスが動かない」

どうやら、ノザワくんのマウスが動かなくなったらしい。

「おっかしいな~、今までちゃんと動いてたのに」

「USBケーブルが抜けそうなんてこと、ないですか?」

「ちゃんと入ってるよ」

ためしに、よねちゃんがやってみる。

「…これ、線の接続不良じゃないですかね」

マウスから出ている線を、マウス本体に押し込んでみる。と、どうにか動くようになった。

「じゃあ、不良品じゃないか?」

「かもしれませんね」

はとりんのマウスは…あれ?外してある。

「動きがよすぎて、目がついていけないので」

元のマウスに戻したらしい。…買った意味ないじゃんか。

「じゃ、ハットリさんのマウスを借りて仕事をやるとして…クル・アスに連絡よろしく」

「私がですか?」

「急ぎの仕事があるんだ。これ、今日中に報告上げないといけないんで」

「…わかりました」

よねちゃんは、しぶしぶ言いながら、クル・アスに電話をしようとした。
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