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―――――とうとう 来た。
私の番が。
無視されることがこんなにも辛いなんて知らなかった。
自分の声が、誰にも届かないことの悲しさと孤独さ。
まるで
そこに
私が
いないかの・・・・・・ように。
昨日まで手紙の交換をしていた友達が
昨日まで一緒に帰っていた友達が
別人のように変わってしまった。
それが 自分がしてきたこと。
悪口を言うのは簡単で、
悪口を言ってる時の自分は笑っていたかもしれない。
だけど、きっと
嫌な顔してたね。
相手の立場に立って、物事を考える。
相手の気持ちになる。
それを学んだ瞬間だった。
そして、そんな一人ぼっちの辛い状況でも、誰かが手を差し伸べてくれる。
その手は、普段の100倍くらい温かく感じるんだ。
優しい一言が、涙が出るほどにありがたく思う。
4年生まで一番仲の良かったミキ。
5年生になり、新しい友達を選んだ私と少し距離ができてたんだ。
だけど、辛い寂しい私に手をさ差し伸べてくれた。
手をつないで、下校した。
“守ったるから”
そう言ってくれた。
誰でも新しいものが新鮮で、つい本当の大事なものを見失う。
だけど、気付いたよ。
自分にとって本当に大事な人。
助けてくれる存在。
今でも、とても大事な人。