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私達の恋は最初から最後まで、このファーストキスのようだった。



唇まで1センチ・・・・・・


そこまで行っては、後戻り・・・・・・



ファーストキスも

付き合ってから一年が過ぎてからだった。



キスをするまで、

手を繋ぐ事すらできなかった。



高校に入学してすぐに付き合い始めた私と涼くんは、

今では考えられないくらいのプラトニックラブ・・・・・・


付き合っていたと言えないのかもしれないくらいの恋愛。




2人きりの部屋。


2人の息遣い。



暗闇の中でも、目がその暗さに慣れ、くっきりと見えた。



照れた横顔と 汗ばんだ手


耳にかかる熱い息・・・・・・



今でもはっきり覚えてる。


あのときの気持ち。



きっと一生忘れることはない。



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