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別れて10年近く経った。
そんなある日。
都会でOLをしていた私は、上司から銀行へおつかいを頼まれた。
いつもなら通らない抜け道。
大通りから外れた道をのんびりと歩いた。
空を見上げながら、
久しぶりに涼くんのこと思い出していた。
夢だと思った。
コンビニの前で
タバコの箱を開ける涼くん・・・・・・
職場も全然違う場所で・・・・・・
まさかこんなところにいるわけがない。
通り過ぎようとした瞬間・・・・・・
目が合った。
涙が出そうだった。