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最終章
伝えたいこと
ねぇ、知ってる?
初めて手が触れたあの日のこと。
給食当番だった涼くんの手が私の手に触れた。
その日は
嬉しくて、眠れなかった。
小学校5年生は
子供じゃないんだよ。
恋する力をちゃんと持ってるんだよ。
ねぇ、覚えてる?
フォークダンスで・・・・・・
緊張して手が震えたこと。
真っ赤になる涼くんの顔、今でも覚えてる。
ねぇ、涼くん。
私の青春は
あなた一色です。
あなたの姿だけが
校庭の中で
輝いて見えた。
どこにいても
何をしていても
光っていたからすぐに見つけることができた。
涼くんは
サッカーがすき。
私は
涼くんがすき。