71
もうすぐ結婚する涼くんは
間違いなく素敵な旦那様になる。
私が保障する。
涼くんの作ってくれたチャーハンはとても美味しかった。
涼くんの手作りケーキは
涙が出るほど愛情いっぱいだった。
風邪を引いた私に口移しで飲ませてくれた温かい紅茶。
涼くん・・・・・・
私の中には
たくさんの涼くんが住み続けてるよ。
でもね、
もう前を向かなくちゃ。
だからね・・・・・・
もう後悔はやめる。
だって、
涼くんと出逢ったことは
私のかけがえのない宝物だから。