振り向けば
教室に走りこんだ。
「ちょっ!!胡桃!?どーしたの!?」
教室の中には芽衣がいた。
「芽衣〜。」
私は芽衣にさっき聞いた事全部はなした。
「先輩最低だな。」
芽衣は涙ぐみながら私の話を聞いてくれた。
----キーンコーンカーンコーン---
「胡桃ちゃん」
いつも通りに先輩が呼びにくる。
「今日胡桃は休みです」
芽衣が先輩に言った。
「わかった。ありがとう」
先輩は下駄箱のほうに歩いていった。
「胡桃・・・・。これでよかったの?」
これでいいんだ。
遊びで付き合われてると知った今は・・・・。
「嘘は良くないよ?胡桃ちゃん」
後ろから声がした。
振り向くとそこには、
先輩がいた。
「な・・んで?」
「すぐ見抜けるよ。で、なんで避けてるの?」
先輩は優しく聞く。
やめてよ・・・。
どーせそれも演技なんでしょ? ...
「先輩・・・。もう遊びは止めましょ・・?」
「胡桃ちゃん・・・・。聞いてたんだね?」
先輩は驚いた顔をした後、しまったという顔になった。
「先輩の事、私は大好きでした。」
「待って。胡桃ちゃん。胡桃ちゃんの話から行くと、俺が言った事は聞いてないでしょ?」
は?ちゃんと聞いたよ?
遊びなんでしょ?
「俺はあいつにこうに言ったの。[確かに最初は遊びだったけど、今は違う。本気だ]って。」
・・・・・・・え?
「じゃあ、先輩遊びじゃないんですか?」
「違うよ。俺は本気で胡桃ちゃ・・・胡桃が好きだよ。」