こんな彼氏とこんな彼女
●昼
それからなんとか起こしてそれぞれ学校へ
冬李は大学
あたしは専門学校だ。
そんなこんなのお昼休み、
友達と会話という名の花を咲かせていた時のこと。
「要?電話なってない?」
「あっ。ホントだー………この待ち受けは…」
「待ち受け?」
そう。
あたしは冬李から電話がかかってくると、ドクロの画像が表示されるように設定しているのである!!
「…彼氏だ」
「ウソー!!昼休みにかけてくるなんて、『寂しいー』とか?」
「『お前の声が聞きたくなった』…とか?」
「ないない!絶対良くないことだ…金持ってこいとか…」
「そんな彼氏いないってー!ほらほら早く出てっ!!」
い…嫌だぁぁぁ!!
ピッ