わたしの恋愛対象 ~あなたとの場合限定~
「あのさ…明日あるサッカーの試合、観に来て欲しいんだ!」


「…へ?」


私は拍子抜けした。


もっと「~が欲しい!」
とか、そういうのだと思ってたから。


「そっ…そんな事で良いの?」


「良いの!」


私の言葉に潤は即答した。


「分かった!良いよ!」


「よっしゃ!明日の午後から俺の学校の校庭ね!」


「うんっ!絶対に観に行くね!」


「うん!じゃ、おやすみ」

「おやすみ!」


潤は笑顔で部屋に戻って行った。


私もつられて笑顔になった。


久しぶりに家族とゆっくり話せたし、嬉しかった。
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