わたしの恋愛対象 ~あなたとの場合限定~
ピピーッ


試合終了の笛がなる。
最後に入れた点のおかげで潤のチームが勝った。



「良かったぜ、お前のシュート!」


「お前のロングシュートの方が…」


試合が終わると同時に、潤と竜斗が話しながら私の方に歩いてきた。


「姉ちゃん!見てた?勝った!」


潤が先に走ってきて、笑顔で私に言う。


「見てた!見てた!凄かったねぇー」


私と潤がそんな会話をしていると、竜斗がペットボトルを持って来た。


「ほら、潤!」


「お!サンキュー」


竜斗はその内の一本を潤に投げた。


「はい、潤のお姉さんにも!今日は暑い中来てくれてありがとうございました!」


お礼を言って、私にもペットボトルのを渡してくれた。


私にはちゃんと手渡しで。

わー
この子超良い子だなあ…


「いーえ、こちらこそ良い試合見せてくれてありがと!」


私も竜斗にお礼を言った。
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