わたしの恋愛対象
~あなたとの場合限定~
「あ~あ!疲れたぁ」
「ふぁ~あ!眠っ…」
そのまま竜斗は私のバイトが終わるまでズット立読みしていた。
だから私達は一緒に店を出た。
「三時間くらい居たね~そんなに面白かったの?あの週刊誌…」
「面白くねぇよ!」
私の言葉に竜斗は即答した。
「は?じゃぁ何で三時間も読んでたの?」
「あー…別に」
「何で?何でよ!」
「…ここだろ?家」
「…え?うん」
気が付くと私の家の前だった。
「じゃぁなっ!」
「あっ…」
竜斗はすぐに帰って行った。