わたしの恋愛対象 ~あなたとの場合限定~
「お母さん!なのに何?」


「…これ……」


母はそう言うと私に一枚の紙を渡した。


―請求書―


「……っ!?」


額の欄を見て私は私は言葉を失った。


「1500000円…」


あまりの額に驚きを隠せない…
私は何度も0の数を確かめる。


「貸してから三ヶ月以上たってんだよ!」


「三ヶ月…」


そんな日数でこんなに利息が…


「また来るからな!それまでに耳揃えてださないと…
どうなるか分かってんだろうな…」


そう叫ぶと取り立て屋は帰って行った。
< 4 / 63 >

この作品をシェア

pagetop