わたしの恋愛対象 ~あなたとの場合限定~
竜斗の部屋がある階まで行って竜斗は部屋に傘をとりに行き私は入り口で待ってた。


「寒い…」


今は1月。
しかもこのマンションは風通しが良くて寒い。


「…寒い?」


部屋から傘を持って出てきた竜斗が私が寒がってるのに気が付いた。


「あ!じゃぁ入れよ。コーヒーくらい出すぜ!」


竜斗はそう言って玄関のドアを開けた。


「え…」


いくら竜斗が中3でも部屋に入るのはマズイと思った。


「ほら、入んな?」


でも無邪気に笑う竜斗を見ていたら平気か…と思った。
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