わたしの恋愛対象 ~あなたとの場合限定~
「お邪魔しまぁす!」

私は躊躇いを消す様に大声でそう言って入った。


「あ!良いよ言わなくて」


「へ?何で?」


「俺一人暮らしだから…ゆっくりしてって」

そう言う竜斗はどこか寂しげだった。


中はトイレとお風呂とキッチンと部屋一つというシンプルな構造だった。


「入って良いよ…」


竜斗の部屋に入り床に座った。
部屋は黒で統一されていて結構綺麗だった。
< 44 / 63 >

この作品をシェア

pagetop