わたしの恋愛対象 ~あなたとの場合限定~






次の日、私は学校を辞めた。


その時間をアルバイトに使う為に。


「ごめんねぇ…蘭子ぉ……」


退学届けを書いてる私の横で、母はズット泣いていた。
"大丈夫だよ"
"気にしないで"


そんな言葉をかけてあげる余裕さえ…


この時の私にはなかった。
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