四季〜二人で歩む季節〜
「いいよ。」
何か悩みがあるのか、最近の和香ちゃんは元気がないみたい。
それには気付いていたものの、日々の忙しさに追われ話を聞いてあげる事が出来てなかった。
そんな中で和香ちゃんからの誘いがあり、一緒に飲みに行く事となった。
仕事が終わり、いつもの居酒屋へと足を運ぶ。
「お疲れ様。」
「お疲れ様です。」
ビールジョッキを手に持ち、軽く乾杯をする。
いつもならあたしが一気に飲み干すのに、今日は和香ちゃんの方がグビグビとビールを流し込んでいた。
「何かあった?」