四季〜二人で歩む季節〜
ストーカー
久しぶりにあの夢を見た。
[あんたなんか産むんじゃなかった]
前はよく見ていた夢だったけど、最近はあまり見なくなっていたのに。
「お前って、本当よく飲むな。」
「そう?」
あれからレンは気まぐれにお店に来たり、あたしの家に来るようになった。
今日も仕事が終わって送迎の車に乗ろうとしたら、レンの車が止まっているのに気付いた。
慌ててシゲに送迎を断って、あたしはレンの車に乗り込む。
有無を言わさず車はそのままあたしのアパートへと到着した。