四季〜二人で歩む季節〜
気持ち悪くて少し吐き気もする。
和香ちゃんが急いでミネラルウォーターを持ってきてくれて、それを一口飲み込んだ。
「ありがとね。
あたし、このまま帰るわ。」
「外まで一緒に行きます。」
フラフラと立ち上がったあたしの体を支えてくれて、和香ちゃんと一緒に外に出た。
外では、レンが煙草を吸いながら待っていてくれた。
あたしと和香ちゃんに気付き、吸っていた煙草を放り投げあたし達の方に歩いて来る。
「ありがとうね、和香ちゃん。」
そう言って、レンは和香ちゃんからあたしを受け取り車に乗せてくれた。