アタシと王子様


その力強くて優しい腕を振りほどかず胸に顔を埋めた。



「辛かったね…頑張ったよ…ヨシヨシ」



「……うぅ」



先生…あたし…先生が家に来てくれた時から大好きでした。



優しい声も長くてキレイな指も、いつも付いてる寝癖も大好きだったんです…



先生に気持ちを伝えたかった…



先生の大事な人になりたかったです…



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